雨が多い季節、半外の空間があると暮らしが豊かになる

query_builder 2026/06/22
ブログ

みなさん、こんにちは。
大阪・岸和田、南大阪、和歌山を拠点に「住まいに愛着を」をコンセプトに活動している I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

梅雨に入り、雨の日が続く季節になりました。

洗濯物が乾かない。
庭に出られない。
窓を開けると雨が吹き込む。

この時期は、どうしても家の中に閉じこもりがちになります。

そんな季節だからこそ、その価値を実感するのが「半外(はんそと)」の空間です。



半外の空間とは?

半外とは、室内でも屋外でもない中間的な場所。

軒下のデッキやテラス、縁側、ポーチなどがそれにあたります。

屋根はあるけれど壁はない。
雨は防げるけれど、風や光、季節の気配は感じられる。

昔の日本家屋には当たり前のように存在していた空間です。

雨の日にこそ使える

家づくりの打合せで、

「ウッドデッキを作っても使いますかね?」

と聞かれることがあります。

確かに屋根のないデッキは、真夏は暑く、雨の日は濡れてしまいます。

でも、しっかりと軒を出した半外空間は違います。

雨の日でも外の空気を感じながら過ごせる。

濡れた庭を眺めたり、雨音を聞いたり。

晴れの日には気づかない豊かさがあります。

季節を感じる場所になる

家の中だけで暮らしていると、季節の移ろいはエアコンの設定温度でしか感じなくなります。

でも半外空間があると、

春は新緑の香り
夏は夕立の音
秋は虫の声
冬は澄んだ空気

そんな自然の変化を日常の中で感じることができます。

特別なことをしなくても、椅子を置いてコーヒーを飲むだけで十分です。

室内を広く感じさせる効果

半外空間は、実際の面積以上に家を広く感じさせます。

大きな窓の先にデッキやテラスが続くことで、視線が外へ抜けるからです。

私が設計する住宅でも、

「広さ」より「抜け感」

を大切にしています。

リビングの先に庭があり、その間に半外空間がある。

それだけで家の居心地は大きく変わります。

雨を楽しめる家へ

最近の住宅は性能が高くなり、快適性も向上しています。

それはとても大切なことです。

でも同時に、外との関係が薄くなっているようにも感じます。

雨は不便なもの。

そう考えるのではなく、

「雨を楽しめる場所をつくる」

という発想も、住まいを豊かにする方法の一つではないでしょうか。

軒の深いデッキ。
雨に濡れないテラス。
風が抜ける縁側。

そんな半外の空間があるだけで、雨の日の過ごし方は少し変わります。

おわりに

家づくりというと、どうしても部屋の数や広さに目が向きがちです。

けれど、本当に暮らしを豊かにしてくれるのは、こうした「余白」のような場所かもしれません。

雨の日に外を眺めながら過ごす時間。

それは決して贅沢な設備ではなく、住まいが持つ豊かさそのものだと思うのです。




----------------------------------------------------------------------
----------------------------------------------------------------------

I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


設計事例はこちらをご覧ください


大阪・岸和田の設計事務所 I Live | 田辺弘幸建築設計事務所は、『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指しています。
お問合せはメール、電話等でお気軽にご連絡お願いします。
------------------------------------------------------------------------------
I Live | 田辺弘幸建築設計事務所

電話番号 072-447-5330
営業時間 9:00~17:00
定休日  土・日・祝(打合せは可能です)
大阪府岸和田市磯上町6-12-11
ilive.arch@gmail.com
インスタグラムはこちら←Follow me!
------------------------------------------------------------------------------


----------------------------------------------------------------------

NEW

VIEW MORE

CATEGORY

ARCHIVE

TAG