岸和田にこんな建築があるのをご存知ですか?|浜工業公園「岸和田臨海会館」を訪ねる

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ブログ

みなさん、こんにちは。
大阪・岸和田、南大阪、和歌山を拠点に「住まいに愛着を」をコンセプトに活動している I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。


今日は少し、地元・岸和田にある建築のお話を。

仕事で地域を回っていると、「こんな建築が岸和田にあったんだ」と改めて驚かされることがあります。

今回訪れたのは、浜工業公園内にある「岸和田臨海会館」。


何気なく使われている公共施設ですが、実は建築好きの方にはぜひ一度見ていただきたい、とても魅力的な建築です。


設計は、関西を拠点に活躍された建築家・新田正樹氏。

1987年に竣工した木造公共建築で、当時『新建築』にも掲載された作品です。


建築に入ると、まず空間に圧倒される


建物の中へ入ると、最初に目に飛び込んでくるのは、放射状に架かる大断面集成材。

木の梁が中心に向かって集まり、天井のトップライトから自然光が落ちてきます。

視線が自然と上へ向かい、建物の中心へ引き込まれるような、求心的な空間。

今見てもとても挑戦的で、1980年代にこの規模の木造大空間建築が実現されていたことに驚かされます。

現在では木造公共建築やCLT建築が増えてきましたが、その流れを先取りしていたようにも感じます。



ダイナミックなのに、不思議と落ち着く建築


この建築で印象的なのは、内部と外部のスケール感の対比です。

内部はダイナミックな吹抜け空間。

一方で、外部の軒は低く抑えられ、人のスケールに寄り添うようにつくられています。

そのため、自然と腰を下ろしたくなるような居心地の良さがあります。

建築は、ただ「かっこいい」だけではなく、人がどのように過ごすかを丁寧に考えることで、記憶に残る場所になるのだと改めて感じました。

休憩場所としても心地よく、公園の風景の一部として自然に馴染んでいる点も魅力です。




地域に眠る建築の魅力


岸和田というと、だんじり祭りや城下町のイメージを持つ方が多いかもしれません。

しかし、少し視点を変えると、地域にはこうした意欲的な建築が数多く存在しています。

普段使っている公共施設も、実は建築家の挑戦や思想が込められた、大切な地域資産かもしれません。


建築家として地域で仕事をしていると、こうした建築の存在がとても嬉しく感じます。

これから「岸和田の建築」として、地域にある魅力的な建築や空間について少しずつ紹介していけたらと思っています。


建築好きの方も、そうでない方も、岸和田を少し違った視点で見てもらえるきっかけになれば嬉しいです。


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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


設計事例はこちらをご覧ください


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