家づくりコラム9:初回提案は“相性チェック”|安心して本音を言えるかどうか

query_builder 2026/01/09
ブログ


みなさん、こんにちは。

大阪・岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに活動している I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。



初回提案は“相性チェック”|安心して本音を言えるかどうか



家づくりの初回提案(ファーストプラン)で、いちばん大切なのは「間取りが一発で当たること」ではありません。

それよりも大事なのは、設計者との相性が確認できることだと思っています。


初回提案の見方で大切なのは、設計者との相性。

ヒアリングの時の話を聞いてくれているか。考え方に共感できるか、信頼できそうかなど。

そこが確認できれば、間取りが変わっていっても問題ありません。


僕のスタイルでは、ヒアリングで伺ったご要望だけでなく、敷地の法令や周辺環境、予算、構造なども一緒に整理しながらプランをつくっていきます。

そのうえで「要望通り」だけに留まらず、暮らしが少し楽しくなるような“思いがけない提案”も入れられたらと思っています。


そして、その提案を前にして一番確かめてほしいのが、安心して本音を言える関係かどうかです。





ファーストプランは「完成形」ではなく「相性チェック」



ファーストプランには、もちろん間取りが入っています。

ただ、初回提案は“間取りを確定する場”というより、これから一緒に家づくりを進めていく相手として、


  • こちらの話をちゃんと聞いてくれているか
  • こちらの価値観を汲み取ろうとしてくれているか
  • そのうえで、理由のある提案になっているか



を確かめるタイミングだと思います。


言い換えると、初回提案は「この人となら進められそうか」を測る時間。

ここが合えば、図面はどんどん良くなっていきます。





相性を見るポイント①:ヒアリングが“図面に反映”されているか



最初に見るべきは、細かな寸法よりも、


  • 自分たちが話した「大事にしたいこと」が、どこかに表れているか
  • 優先順位が、こちらの感覚と近いか



という点です。


たとえば「家族が集まる時間を大事にしたい」と言っていたのに、LDKが窮屈だったり、逆に「落ち着きがほしい」と言っていたのに、外から丸見えに感じたり。

そういう“ズレ”がある場合も、重要なのはズレそのものより、そのズレを会話で埋められるかです。





相性を見るポイント②:提案に“考え方”があるか(説明できるか)



提案図面を見るときは、「好き/嫌い」だけで判断しなくて大丈夫です。

代わりに、設計者にこう聞いてみてください。


  • 「この配置にした理由は?」
  • 「ここは何を優先した?」
  • 「別案にすると何が変わる?」



この質問に対して、設計者が“言葉で説明できる”か。

そして、その考え方に自分たちが共感できるか。


ここが相性の核心です。





相性を見るポイント③:本音を言える空気があるか



提案のプランに思うことは、気を使うことなく言ってみてください。

それを言えるかどうかも相性の判断ポイントです。


  • 違和感を言ったときに、嫌な空気にならないか
  • 否定されるのではなく、整理して受け止めてくれるか
  • その言葉を、次の提案の精度に反映してくれそうか



家づくりは、遠慮すると迷子になりやすいです。

「これ、言っていいのかな?」と思ったことを、安心して言えるかどうか。

初回提案は、そこを確かめるチャンスでもあります。





相性が合えば、間取りが変わっていくのは自然なこと



初回提案で、間取りがそのまま確定することは多くありません。

打ち合わせを重ねる中で、


  • 優先順位が整理される
  • “本当に必要なもの”が見えてくる
  • 余白や心地よさに目が向く



というふうに、プランは育っていきます。


だから、初回の間取りを「当たり/外れ」で評価しすぎなくて大丈夫です。

相性が確認できていれば、間取りが変わること自体は問題ではありません。





さらっと:ファーストプランで“最低限わかること”



細かく読み解くよりも、まずは相性。

その前提で、初回提案で最低限わかるのはこのあたりです。


  • 敷地に対する建物の置き方(外との距離感)
  • 暮らしの骨格(動線と距離感)
  • 光や視線の扱いの方向性
  • どこまでが提案で、どこからがこれから詰める部分か



素材や設備、細かな仕様は、ここから一緒に選んでいけばいい。

初回は「方向性」と「関係性」を見る。これで十分です。





まとめ:初回提案は“安心して本音を言えるか”を確かめる時間



初回提案で一番見てほしいのは、間取りそのものよりも、設計者との相性です。


  • ヒアリングの内容が反映されているか
  • 考え方に共感できるか
  • 信頼できそうか、話しやすいか
  • そして、本音を言っても大丈夫な空気があるか



家づくりは、ここから長い時間を一緒に走ります。

だからこそ最初に、「安心して本音を言える関係」かどうかを確かめてみてください。



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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


設計事例はこちらをご覧ください


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