「法規」は設計の自由を守る道具

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ブログ

みなさん、おはようございます。
大阪・岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに活動している I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

今日は和歌山大学での講義日。建築環境法規の話をするのですが、毎回学生さんと向き合うたびに思うことがあります。
それは、法規は「やりたいことを止めるルール」ではなく、「安全と暮らしを守りながら、設計の自由を成立させるための道具」だということ。

設計実務でも、最初の段階で法規の骨格が掴めると、後の検討が一気に楽になります。逆にここが曖昧なまま進むと、プランが固まってから大きく手戻りして、時間もコストも増えてしまう。これは住宅でも、店舗でも同じです。

たとえば、家づくりのスタートで必ず確認したいのは「敷地の前提条件」。
道路の幅員、接道の状況、用途地域、防火・準防火、建ぺい率・容積率、高さ制限…。難しそうに見えますが、要は“その敷地で出来ること/出来ないこと”の境界線を最初に把握する、ということです。

そして面白いのは、ここが分かると設計が急に前向きになるところ。
「高さが厳しいなら、水平の広がりを活かそう」
「採光条件がシビアなら、窓の位置と空間のつながりで解く」
「道路との関係が難しいなら、アプローチの取り方で魅力に変える」
制約があるからこそ、解き方が生まれて、住まいの質が上がることも多いです。

僕が岸和田で“建築家と建てる家”に関わる中でも、早い段階の敷地調査と法規整理は、結果的に「失敗しないために」いちばん効く作業だと感じています。注文住宅は特に、暮らし方の理想と、敷地の現実を丁寧につなぐ必要があるからです。

今日の講義でも、学生さんには「法規を暗記するより、設計の順番を身につけてほしい」と伝えるつもりです。
まず現実を掴む。次に可能性を広げる。最後に、暮らしとして美しくまとめる。
設計の“段取り”が整うと、建築はもっと楽しくなる。

明日は、もう少し具体的に「敷地と道路など、計画初期に調べておくこと」をまとめて書く予定です。家づくりを検討中の方にも役立つ内容にしますので、よければ続けて読んでもらえると嬉しいです。

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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


設計事例はこちらをご覧ください


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