床下ってどうなってる?改修工事前の大切なチェックポイント

query_builder 2025/04/21
ブログ

みなさん、こんにちは。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。


改修工事を検討されているお施主様から、よくご質問いただくのが
「床下って、どうなっているんでしょうか?」ということ。


普段は見えない場所ですが、だからこそ改修工事前のチェックがとても大切です。
今回、見積中の住宅改修工事で、施工業者さんと一緒に床下の現地調査を行いました。

実際に床下に潜って確認した項目は以下のようなポイントです。




【改修工事前に確認しておきたい床下のチェックポイント】


  • 基礎コンクリートの形状と状態
     布基礎なのかベタ基礎なのか、立ち上がりの厚みや高さを確認します。
     また、コンクリートが無筋(鉄筋が入っていない)かどうかも重要な判断材料になります。

  • 人通口の有無と大きさ
     床下を移動できる開口部(人通口)があるかどうかを確認。
     後の配管工事や点検のしやすさに関わるポイントです。

  • 床の高さとクリアランス
     床下の空間にどれくらいの余裕があるかも確認します。
     人が入って点検や作業ができるかどうかが、工事の難易度に直結します。

  • 配管のルートと状態
     既存の給排水管がどう通っているか、劣化や破損がないかを確認します。
     これにより、配管を再利用できるか新しく引き直す必要があるかの判断ができます。

  • 床下の湿気や通気状況
     湿気がこもっていないか、土壌がジメジメしていないかを目視で確認。
     通気口の配置や換気の状態も重要です。場合によっては防湿対策が必要になります。


これらの情報をもとに、見積内容を適正に見直すことができるだけでなく、
改修後も安心して住まい続けていただけるかどうかの判断にもつながります。

今回の調査でも、配管ルートを工夫することでコストの調整が可能なことがわかりました。
また、基礎の形状や湿気の状態も確認できたことで、必要な補強や対策を検討する材料がそろいました。

見えない部分こそ、丁寧に、確実に。
私たちは、そうした小さな積み重ねが安心できる住まいづくりにつながると考えています。

これから改修工事をお考えの方も、ぜひ「床下」にも少し目を向けてみてくださいね。


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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


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