倉庫計画の現場でボーリング調査を実施!地盤調査の種類とその違いとは?

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ブログ

みなさん、こんにちは。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。


建築を計画する上で、地盤の状態を把握することは非常に重要です。先日、倉庫計画の現場でボーリング調査を実施しました。今回は、その調査の目的と、ボーリング調査とスクリューウェイト試験(SWS)の違いについてお話しします。



なぜ地盤調査が必要なのか?


建物を支える地盤が軟弱だと、不同沈下(建物が部分的に沈む現象)が発生し、建物に傾きや亀裂が生じることがあります。そのため、建築前に地盤の強度や土質を調査し、必要に応じて地盤改良を検討することが大切です。


特に、今回の倉庫計画のように比較的大きな建物では、詳細な地盤データが求められるため、ボーリング調査を実施しました。



ボーリング調査とは?


ボーリング調査は、地面に穴を掘りながら地盤の状態を調べる方法です。一般的に「標準貫入試験(SPT)」を併用し、N値(地盤の強度を示す指標)を測定します。


ボーリング調査の流れ

  1. 掘削開始:専用のボーリングマシンを使用して地面に穴を開けます。
  2. 標準貫入試験(SPT):一定の重さのハンマーを落とし、スプリットスプーンという試験器具を打ち込みます。
  3. N値測定:30cm沈めるのに何回ハンマーを落とす必要があるかを記録。
  4. サンプリング:土のサンプルを採取し、地質や含水比を分析。

この調査により、倉庫の基礎がどの程度の支持力を持つ地盤に載るのかを判断し、必要に応じて地盤改良の検討を行います。



スクリューウェイト試験との違い


ボーリング調査以外にも、一般的な地盤調査としてスクリューウェイト試験(SWS)があります。
どちらも地盤調査ですが、目的や精度に違いがあります。


比較表


ボーリング調査(SPT)スクリューウェイト試験(SWS)
調査方法ボーリングマシンで掘削し、標準貫入試験を実施スクリューを回転させ、荷重をかけながら貫入抵抗を測定
適用範囲大規模建築(倉庫・ビル・マンションなど)小規模建築(木造住宅・軽量建築物など)
調査深度数十mまで可能10m程度
地盤の強度評価N値で正確に評価可能簡易的にN値換算可能だが誤差あり
土のサンプル採取可能(地質分析ができる)不可能
費用高額(数十万円~)比較的安価(数万円~)
調査時間半日~数日数時間




倉庫建築にはボーリング調査が必要!


スクリューウェイト試験は、主に木造住宅や小規模な建物に適しており、簡易的に地盤の強度を知ることができます。しかし、今回のような倉庫のような大規模な建築では、より精度の高いデータが求められるため、ボーリング調査が必須となります。


倉庫のように重量のある建物は、しっかりした地盤に支えられていなければ安全性に影響します。N値や土質を正確に把握することで、適切な基礎設計や地盤改良計画を立てることができます。




まとめ


  • 地盤調査は、建物の安全性や基礎設計に欠かせない工程。
  • ボーリング調査は、大規模建築に適した詳細な地盤調査方法。
  • スクリューウェイト試験は、住宅など小規模建築に適した簡易調査方法。
  • 建物の規模や必要な精度に応じて適切な調査方法を選ぶことが重要。

これから倉庫計画も基礎の検討などの段階に進んでいきますが、しっかりした地盤の上に安全な建築を実現するために、地盤調査の結果を活かしていきたいと思います!





このたび、I Livel田辺弘幸建築設計事務所が設計を手がけた 「海南の家」 TECTURE AWARD 2024 の ファイナルラウンド に進出しました。


1stラウンドの一般投票では 373票を獲得し、総合6位、住宅部門2位という結果となりました。
応援してくださった皆さま、本当にありがとうございます。

次はいよいよファイナルラウンドへ。
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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


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