事業用物件の予算確保に向けて:設計者が果たす役割

query_builder 2024/11/15
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現在、当事務所では福祉施設やホテルの計画を進めています。事業用物件では、建物を形にするだけでなく、早期に予算を把握し、資金計画を立てることがプロジェクト成功の鍵となります。特に、銀行融資が必要な場合、クライアントにとって概算工事費を早期に明確にすることが重要です。


昨日は福祉施設のクライアントのお知り合いの工務店さんに、設計図面を基に概算工事費の算出を依頼しました。設計者として私たちは、クライアントのご要望を細かくヒアリングし、それを反映したプランを作成します。プランには平面図、立面図、断面図、仕上表など、必要な設計情報を網羅しています。


こうした資料を用いて工務店に見積もりを依頼することで、建物全体のコストを具体的に把握できるようになります。このプロセスにおいて、設計者はクライアントと工務店の橋渡し役を担い、計画がスムーズに進むよう調整を行います。特に、設計段階で予算と仕様のバランスを取ることは、建築プロジェクトの大きな課題です。


概算工事費が算出された後、その結果をクライアントと共有し、今後の資金計画を進めていただきます。事業用物件では、建設費用だけでなく、設備や外構工事などの付帯費用も含めて総合的に考える必要があります。そのため、見積もりの結果を基に再度計画を見直し、より現実的で実現可能なプランに仕上げていくことも多々あります。


設計者として、私たちはクライアントと共に計画の方向性を確認しながら、次のステップに進む準備を整えます。銀行融資に関する協議や申請の具体的な手続きには直接関与しませんが、プロジェクトが円滑に進むよう、設計図や見積もりの正確性を高めることに注力しています。これにより、クライアントが安心して融資のプロセスを進められるようサポートしています。


福祉施設やホテルといった事業用物件の計画は、単なる建築ではなく、地域社会に新たな価値をもたらす重要な役割を担っています。だからこそ、私たちはクライアントの想いを深く理解し、それを建物という形で表現することを目指しています。


今回のプロジェクトも、地域の未来を支える素晴らしい建築を目指して、引き続き尽力してまいります。設計と予算調整という地道な作業を積み重ねながら、一歩一歩着実に前進していきます。

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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


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