「海南の家」のリビングは、建物の1.5階に位置し、隣接する木々に囲まれた自然豊かな空間が特徴です。この住まいは駅からほど近い立地にありますが、窓の配置や開口部の工夫により、まるで森の中で暮らしているかのような感覚を味わえるよう設計されています。リビングの外にはテラスが広がり、敷地に隣接する木々に寄り添うように設置されています。ここでは鳥のさえずりや木々の葉音に耳を傾けながら、自然と一体になれる贅沢なひとときを楽しむことができます。

1.5階という少し高い位置にあるため、リビングからは森の景色を見下ろすような眺望が広がり、まるで宙に浮いているかのような浮遊感が感じられます。この高さがもたらす視覚的な広がりは、通常のリビングでは得難い特別な魅力です。さらに、大きな窓から差し込む自然光が部屋全体を明るく照らし、季節ごとに異なる光の表情が楽しめる点も魅力の一つです。

室内は、自然素材にこだわり、心地よさと温かみが感じられる空間に仕上げられています。床には畳とタモ無垢フローリングを使用し、畳の柔らかさと木の温もりが共存する独特の風合いを生み出しています。また、壁にはフェザーフィールが施されており、その微妙なテクスチャーが光を優しく拡散し、穏やかな雰囲気を醸し出しています。一部には大谷石を使い、視覚的なアクセントとしての役割を果たしています。大谷石の重厚感と自然な色合いが、室内に上質さと安定感をもたらしています。

天井には杉板が張られ、木の香りが漂う空間に。杉の板張りの天井は、見た目の温かさだけでなく、調湿性にも優れており、快適な居住環境を提供します。こうした自然由来の素材の採用により、リビングは四季を通じて心地よい空間となっており、訪れる人を包み込むような居心地の良さが感じられます。

この畳リビングは、家族が集い、日常の疲れを癒す特別な場所となるよう意図されています。床に腰を下ろし、窓の外の緑を眺めながら、家族と共に過ごす時間はかけがえのないものです。自然に囲まれたこのリビングは、単に景色を楽しむだけでなく、日々の暮らしに豊かさをもたらし、心に安らぎを与える存在となっています。

「海南の家」のリビングは、自然と一体となり、日々の生活を豊かにするためのこだわりが詰まった空間です。

ご興味ある方は、DM、メールでぜひご相談を(^^)

#海南の家_ilive 2023

https://ilive-arch.com/gallery/20240905-3164/

設計監理：
I Live｜田辺弘幸建築設計事務所 @ilivearchitects
田辺弘幸 @h_tanabe1212
施工：株式会社赤土建設
外構設計施工 ︰木の香
写真：長岡写真事務所

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