みなさん、こんにちは。
大阪・岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに活動している I Live｜田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

八幡町の改修工事では、外部の足場が外れ、大工工事もいよいよ終盤を迎えています。室内に入ると、存在感のある梁が空間に力強さを与え、伝統的な趣を感じさせてくれます。ここに現代的な仕上げを組み合わせることで、新旧の調和を目指しています。

内装仕上げとクロス選び

今回の内装仕上げは、壁・天井ともにクロス張りが中心となります。その中で一部にアクセントクロスを取り入れることで、空間にメリハリをつくる計画です。全体的には「和モダン」をテーマに、落ち着きのある色合いや質感を持つクロスを選定しました。

クロス選びのポイントとしては、アクセントは一つの空間につき１面のみにとどめるのがおすすめです。あまり多用するとごちゃごちゃした印象になってしまうため、全体の統一感を意識することが大切です。実際の暮らしでは、家具や雑貨、カーテン、そして梁などの木部が加わります。シンプルにまとめることで、それらが調和し、落ち着いた空間に仕上がります。

一方で、収納の内部など普段は目に触れにくい場所では、遊び心を取り入れてみても良いでしょう。大胆な色柄や少しユニークなクロスを使うことで、日常がちょっと楽しくなる仕掛けになります。

↑収納の内部のクロスをアクセントにする事例

和モダンリノベーションの魅力

和の要素を残しながら、現代的な暮らしに合わせたリノベーションは、住宅に新たな命を吹き込みます。クロスは手軽に選べる仕上げ材ですが、その選定次第で住まい全体の雰囲気を大きく左右します。シンプルさとアクセントのバランスをうまく取り入れることで、長く愛着を持てる住まいづくりにつながります。

引き続き、八幡町の改修工事の様子をブログで発信していきますので、ぜひご覧ください。