みなさん、こんばんは。
大阪・岸和田、南大阪、和歌山を拠点に「住まいに愛着を」をコンセプトに、住まうほどに味わいが増す家づくりを目指している I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。
今回は、和泉市で設計した「和泉の家」の外観デザインを事例に、ガルバリウム鋼板(大波)を用いた家づくりについてご紹介します。
金属と左官の組み合わせで生み出す“和モダン”な外観
和泉の家では、外壁にガルバリウム鋼板大波と左官仕上げを組み合わせ、シャープな印象とあたたかみを同時に感じられる“和モダン”な外観を目指しました。
金属ならではの陰影と波形のリズム、そこに左官の質感を重ねることで、街並みにやわらかく溶け込みながらも個性のある佇まいとなっています。
延焼ライン内で使用するには「防火構造」としての対応が必要
今回の計画地では、一部が延焼ライン内にかかっていました。
延焼ラインとは、火災時に隣家などへの延焼を防ぐために、外壁に一定の防火性能を求める範囲を指します。
具体的には以下のように定められています:
1階部分:隣地境界線または道路中心線から3m以内
2階以上の部分:隣地境界線または道路中心線から5m以内
この範囲においてガルバリウム鋼板を使用する場合、外壁は防火構造である必要があります。
和泉の家では、防火構造の認定を受けた仕様として、ダイライトなどの下地材とガルバリウム鋼板大波を組み合わせた工法を採用しています。
納まりの検討が設計のポイント
ガルバリウム鋼板大波は見た目のインパクトも強く、建物に個性を与える優れた素材ですが、採用にあたってはサッシ周り・出隅・入隅などのディテールの納まりを事前にしっかり検討する必要があります。
シンプルな形状の建物ほど、こうした細部の仕上げが全体の印象を左右するため、設計段階から施工者と綿密に打ち合わせを行うことが重要です。
より手軽に取り入れるなら金属サイディングも選択肢に
もし、「納まりの難易度や施工性が気になる」という場合は、ガルバリウム鋼板の金属サイディングを検討するのも一つの方法です。
こちらは防火認定が取れている製品も多く、施工性にも優れているため、よりスムーズに計画を進められるケースもあります。
素材選びから空間の質は生まれる
外壁材は、見た目の印象はもちろんのこと、耐久性や法的対応、そしてメンテナンス性にも深く関わる大切な要素です。
和泉の家では、デザイン性と性能、法的要件のバランスを丁寧に調整しながら、モダンで落ち着きのある住まいを実現しました。
ガルバリウム鋼板にご興味のある方や、和モダンな外観を検討中の方は、ぜひお気軽にご相談ください。
I Live|田辺弘幸建築設計事務所
田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ
設計事例はこちらをご覧ください
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