みなさん、こんにちは。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している　I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

TECTURE AWARD 2024のFINAL Roundが、昨日3月17日（日）23時59分をもって終了しました。

まずは、「海南の家」にご投票いただいた皆さま、本当にありがとうございました。一般投票という形で、より多くの方にプロジェクトを知っていただく貴重な機会となり、多くの反響をいただけたことを嬉しく思います。

TECTURE AWARDは、国内外の建築プロジェクトの中から875作品がエントリーし、FINAL Roundに進むのはほんの一握りの建築作品だけです。そのような中で「海南の家」がここまで進めたことは、大変光栄なことでした。

「海南の家」は、小高い丘の上に建つ住まいで、周囲の自然環境を取り込みながら、住まい手にとって心地よい空間を生み出すことを目指しました。外壁にはシラスそとん壁、軒天には杉板を採用し、風景に馴染む落ち着いた佇まいとなるよう設計しています。また、床レベルや開口部の位置を細かく調整することで、室内から見える景色を意図的に切り取る工夫を施しました。

今回のアワードを通じて、普段の設計活動だけでは届けきれない層の方々にも、「海南の家」の魅力を知っていただけたことが大きな収穫です。一般投票ではSNSなどを通じて、多くの方にシェアしていただき、改めて建築が持つ影響力や可能性を感じることができました。

結果発表は3月31日を予定しています。狭き門であることは十分承知の上ですが、ここまで進めたこと自体が大きな成果だと感じています。そして何より、このプロジェクトに関心を持ち、応援してくださった方々に心から感謝しています。

これからも「愛ある建築」を通じて、地域社会に貢献できるような建築を目指し、ひとつひとつのプロジェクトに真摯に向き合っていきます。今後ともどうぞよろしくお願いいたします！