浴槽がない賃貸物件が増加中?現代の住まい方の変化を考える

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ブログ

みなさん、こんにちは。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。


最近、音声プラットフォームVoicyを聴いていた際に、「浴槽がない賃貸物件が増えている」という話題が取り上げられていました。この話を耳にしたとき、私は少し驚きましたが、確かにライフスタイルの変化や住まいに対する考え方の多様化が進んでいる今、こうした動きは自然なことかもしれません。

特に都市部では、シャワーだけで済ませる人が増え、バスタブを使う頻度が減っていると言われています。忙しい日々の中で、長時間お湯を張ってゆっくり浸かるという時間を取れない人が多く、短時間で済ませられるシャワーの方が合理的と感じる方も多いでしょう。また、浴槽を設置しないことでその分のスペースを有効活用できるというメリットもあります。

こうした浴槽なし物件の増加は、デザインや建築においても興味深いトピックです。例えば、浴室スペースをコンパクトにすることで、その分リビングや寝室を広く設計できる可能性があります。また、バリアフリーやユニバーサルデザインの観点から、段差のないシャワールームが求められるケースも増えているのではないでしょうか。

一方で、日本人にとって「湯船に浸かる」という行為は、ただ体を清潔にするだけでなく、リラックスやリフレッシュの時間として重要視されてきました。疲れた体を湯船で癒す文化は根強く、多くの人にとって欠かせない習慣でもあります。そのため、浴槽がない物件に抵抗を感じる人も少なくありません。

住まいの設計においては、こうした住まい手の価値観や習慣の違いを踏まえて、選択肢を用意することが求められます。たとえば、コンパクトな物件では浴槽を省略しつつも、ファミリー向けの物件には従来通り浴槽を設置するなど、多様なニーズに対応する設計が重要になります。

これからの住まいは、よりパーソナライズされ、それぞれのライフスタイルに合った空間が求められる時代に突入しています。浴槽の有無という一見小さな変化も、実は住まい方の大きなシフトを象徴しているのかもしれません。

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I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ


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