みなさん、こんばんは。
大阪・岸和田を拠点に活動している I Live｜田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

昨日は、THE MAGIC NUMBERの西村さんが中心となって開催されている「デニムの会」に参加させていただきました。今回はじめての参加でしたが、デニムに対する深い愛情とこだわりに触れる、刺激的なひとときとなりました。

会場は泉佐野漁港にある「The Yellow Shrimp」。こちらは西村さんがプロデュースされた空間で、木の温もりと海の気配が交差する独特の雰囲気の中、美味しい料理とともに会はスタート。炭火で焼いた海老やホタテを頬ばりながら、参加者それぞれの“デニム遍歴”を語り合いました。

THE UNIONの歴代デニムも披露され、縫製やパターン、生地の選定に至るまで、ものづくりへの深いこだわりを感じることができました。そして、特に印象的だったのが、1952年のリーバイス503ZXX。なかなかお目にかかれない代物とのことで、状態の良さも含めて、会場がざわつくほどの存在感でした。

THE UNIONの思想や、こうしたヴィンテージデニムの魅力には、単なるファッションを超えた文化や哲学が宿っているとあらためて感じます。道具であり、時間とともに味わいが増す「素材」であることが、建築に通じる部分もあり、非常に学びの多い時間でした。