みなさん、おはようございます。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している　I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

家の玄関は、住まい全体の第一印象を決める「顔」とも言える場所です。「海南の家」の玄関には、特徴的な格子戸が設けられています。この格子戸は、単なる装飾や仕切りではなく、訪れる人を柔らかく迎え入れるとともに、住まい全体の静けさを守る重要な役割を果たしています。

この玄関格子戸は、外と外の間に位置し、室内に入る前の緩衝地帯として設計されています。格子を通して外の景色をうっすらと見せながらも、プライバシーを保つ効果があり、適度な距離感を生み出します。木製の格子が自然の景観と調和し、訪れる人に穏やかな印象を与えます。格子のシンプルなデザインは、視覚的な美しさだけでなく、季節の移り変わりとともに変化する光と影の表情も楽しませてくれるのです。

格子戸を通した景色は、訪れる人に「これから入る住まいはどんな空間なのだろう」と期待感を抱かせます。玄関の格子は、外からの視線をさりげなく遮りながらも、完全に閉ざすことはなく、周囲の緑や風景を感じさせる設計です。これにより、外部と内部の空間を適度に繋ぎ、境界線を曖昧にすることで、住まい全体に一体感と柔らかさを与えています。

「海南の家」の格子戸は、木のぬくもりと質感が感じられるデザインで、自然素材ならではの温かみを持っています。格子の間隔や厚みは、住まい手のプライバシーを守りながらも圧迫感を与えないように細かく調整されています。外から見たときに優雅な印象を保ちつつ、内部にいる人が外の気配を感じ取れるよう計画しています。

このような玄関の設えは、来客に対して温かさや安心感を与えるだけでなく、住まい手の日常にもささやかな安らぎをもたらします。「海南の家」の玄関格子は、単に住まいの顔としての役割を果たすだけでなく、住まいと自然が共生する心地よい空間の一部となっているのです。

ご興味あればこちらもご覧ください　設計事例『海南の家』

設計監理：I Live｜田辺弘幸建築設計事務所 @ilivearchitects
田辺弘幸 @h_tanabe1212
施工：株式会社赤土建設
外構設計施工 ︰木の香
写真：柏原誉

#建築家とつくる家 #建築家住宅 #マイホーム計画 #大阪の設計事務所 #岸和田 #和歌山 #海南 #ラグジュアリーハウス #リゾートハウス #デザイン住宅 #格子戸 #紀州材 #スキップフロア #開放感のある暮らし　#きのくに建築賞2023　#田辺弘幸建築設計事務所 #住まいに愛着を


#architecture #japanarchitecture　#japanhouse