みなさん、こんばんは。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している　I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

海南の家のLDKは、スキップフロアを取り入れた設計が特徴的です。スキップフロアにより、リビング、ダイニング、キッチンの各エリアがゆるやかにつながり、立体的な空間の広がりが生まれています。視線が上下に抜けることで、家族がどこにいてもお互いの存在を感じやすく、コミュニケーションが自然と生まれる空間です。子供たちがリビングで遊んでいても、ダイニングやキッチンにいる大人から見守ることができるため、安心感があるとともに、家族全員が心地よく過ごせる工夫がされています。

また、海南の家ではスリット窓を効果的に配置し、周囲の景色を取り込みつつ、外からの視線を程よく遮る設計にしています。窓越しには緑豊かな庭が広がり、四季折々の自然の変化を楽しむことができる点も魅力です。このような窓のデザインにより、外の光を取り入れつつ、プライバシーもしっかりと確保されています。スリット窓から差し込む柔らかな自然光が室内を包み込み、時間帯によって変化する光と影が、空間に美しい表情を加えています。

LDKのインテリアには木を多く使用しており、温もりある自然素材が居心地の良さを生み出しています。天井や梁には杉を使い、自然の風合いと香りが空間全体を包み込みます。特に天井に張られた杉板は、温かみのある質感を提供しながら、光の反射も穏やかで、室内に落ち着いた雰囲気をもたらします。木の素材感とガラスの透明感がバランス良く融合し、モダンでありながらも温かみのある空間を作り上げています。

海南の家のLDKは、空間のつながりと自然素材の魅力を最大限に活かしたデザインとなっており、家族が心からリラックスできる場所を目指しました。風景を取り込んだ開放感あふれるリビングで、家族が集い、くつろぐ時間が生まれるような空間づくりを心がけています。

では、今日はこのへんで。