改修工事の現場から

岡山町の自立訓練施設の現場では、クロス工事が進んでいます。ほぼ貼り終わり、後はトイレを残すのみ。クロス工事が終ると照明器具や便器など衛生器具の取付です。

さて、I Livel田辺弘幸建築設計事務所では住宅のリノベーションはあまりないのですが、店舗や福祉関係の施設のリノベーションはたくさん手掛けさせて頂いています。地域柄、土地が手頃に手に入るため、住宅の場合は新築の場合が多いのですが、工事費が上がっていることもあり、これからは改修することも増えると思います。今まであまり実績がないですが、できないわけではないので、安心してご相談ください。

岡山町の自立訓練施設では昭和50年くらいに建てられた住宅をリノベーションしています。当時の住宅は天井を撤去すると立派な梁が屋根を支えていたり、活かすことができる要素があります。昭和56年よりも新しい新耐震の住宅の方が耐震性は優れているのですが、活かすような要素が少ないかもしれません。

活かす価値があるものは、費用をかけてでも継承できればと思います。しかし、新建材で造られ、現在でも容易につくることができるものを扱う場合、何を拠り所にすれば良いのか、なかなか悩ましいところです。空き家が増え続ける中、新しいだけで大量につくられている住宅は、30年後継承に値するだろうか?継承に値する空間の骨格がある建築をつくらないといけないと、改修工事の現場で改めて感じました。

さて、今日は日曜日。久しぶりにお休みを頂き、姫路まで建築を見に行きます。

では、良い１日を!