建築家の仕事（設計編）

週初めですね。週末はリフレッシュできましたか?僕は展示会だったので、休みではなかったのですが、いつもと違う仕事でリフレッシュしました。

さて、今日は建築家の仕事内容についてお話しします。建築家の仕事には大きく分けると設計と監理の２つの仕事があります。

設計は文字通りお施主さんの要望をお伺いして設計すること。監理は施主さんの代理人として現場が設計図通りにできているかチェックしたり調整したりする仕事です。

まずは設計について詳しく説明致します。まずは敷地や周辺環境を調査しお施主さんの要望を伺って計画の条件を整理します。様々なことを考慮し間取りなどの計画案を考えます。間取りなどの大枠が決まったら、もう少し詳しく、使う素材なども考えた基本設計図を作成します。

工事費の概算見積などをし、おおよそ大丈夫そうであれば実施設計といい、見積を取るための設計図を作成します。平面図や立面図だけではなく、部屋の立面を記載した展開図、窓やドアの仕様を描いた建具表、建具の枠の寸法を記載した建具詳細図や照明や設備機器なども図面に記載します。これを実施設計図といいます。使う材料や仕様があってこその見積で、ただ金額だけだと比較することができません。

この実施設計図がないまま、時には間取りも別々で金額の比較をされている場合も見受けられますが、内容も考慮して比較するのは困難です。

見積を取ったら、見積内容や金額を査定致します。そこから予算の調整を行い工事請負契約のサポートをします。このあたりの業務は施工会社とは別の第三者的立場で建築家が関わらせて頂くメリットです。

予算調整と並行し役所への確認申請手続きも行います。

お施主さんの要望をもとに様々な検討をし、お施主さんが思いも寄らない素敵な提案をさせて頂きます。そして、具体化しお施主さんがわかりにくい部分をサポートします。

より詳しく知りたい方は設計の流れをご覧ください。

次回は監理について少しお話しできればと思います。

それでは、週初め、良い１日を!