建築探訪『MIHO MUSEUM』

昨日はお休みを頂き、信楽にあるMIHO MUSEUMに行ってきました。ルーブル美術館のガラスのピラミッドで有名な中国系アメリカ人の建築家イオ・ミン・ペイ氏設計の美術館。信楽の山中にあり、建物容積の8割は地下に埋設されています。

桃源郷をイメージしてつくられており、トンネルと橋によるアプローチが別世界に来たかのような演出になっています。トンネルは金属パネルで仕上げられており、光の反射が幻想的な雰囲気をつくりだしています。昨日は桜の季節ということもあり、たくさんの人が訪れていました。

少し湾曲したトンネルを抜け、橋を渡ると民家をイメージした美術館が見えてきます。アプローチの計画は秀逸で、非日常に来た演出がされています。

美術館に入ると風景が開け、眺望を楽しむことができます。大理石で造られたヴォリュームの上に、ガラス屋根が架かる構成で、ルーバーで調整された優しい光に空間が満たされています。

展示室などが六角形をベースに組み合わせられており、流れるように空間が繋がります。吹抜や階段のが効果的に設けられ、上下の繋がりも絶妙です。全体的にとても良かったです。

では、今日はこのへんで。良い１日を!