吉野の林業の現場から

ILive 田辺弘幸建築設計事務所

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吉野の林業の現場から

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2024/03/27 吉野の林業の現場から

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みなさん、おはようございます。大阪、岸和田、南大阪、和歌山を拠点に『住まいに愛着を』をコンセプトに、住まうごとに味がでる家づくりを目指している I Livel田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

 

昨日は奈良県の上吉野木材協同組合さんに地元の材木屋さんたちと伺わせて頂きました。国産の無垢材にこだわって家づくりをしていきたいので、国産材供給の川上について知っておく必要があります。

 

日本は、国土の67%が森林に覆われる森林大国です。しかし、木材自給率は約40%と多くの木材を輸入に頼っています。また戦後に植林した杉やひのきが樹齢80年を迎え、切り時の山が増えています。こんなに山があるのになぜ国産材の利用が進まないのでしょうか。

 

一番の理由は価格かと思いますが、外国産の木材に比べ高いのに儲からず林業に従事する人口が減っています。日本の森林は急峻なところが多く、伐採して運び出すのに手間がかかります。長い時間手入れをして育てても、外国産の安い材料に押され、価格が合わない。また、昔は山が身近だった生活は、都市化によって切り離されてしまったことも影響しているでしょう。林業が廃れると山が廃れ、洪水や土砂崩れなどの災害リスクが高まります。また、生態系は連続しているので、漁業などにも影響が及びます。

 

では、どのような解決策があるでしょうか?建築家の立場からは、地道なことですが、国産材を活用した建築を造り、魅力を伝え、当たり前のように使う文化をつくっていければと思います。

 

国産の杉やひのきは赤身の芯材については耐久性が高く非常に長持ちします。また、美しい見た目、肌触り、質感、香りなどとても魅力的です。外国産材に比べ少し高くても、充分に魅力的です。できるだけ地産地消で心地よい住まいを造るよう、研究を重ねます。

 

では、良い1日を!

 

I Live|田辺弘幸建築設計事務所

田辺 弘幸(たなべ ひろゆき)
昭和56年12月12日生まれ
一級建築士
大阪府岸和田市生まれ

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