アイアン家具製作中

昨日現在製作中のソファのフレームが組み上がったとのことで、アイアン工房サキガケスタイルさんに確認に行きました。この写真のフレームに杉のパネルを設置しクッションを取り付ける予定です。仮で板（この板を使うわけではありません）を置いて見た目や強度などを確認させてもらいました。

今回はソファをつくっていますが、ローテーブル、サイドテーブルなど住空間に合うアイアンと木の家具をつくる予定です。今までは家具はお施主さんと一緒に選ぶくらいが限界だったのですが、ご希望の方には空間に合わせたオリジナル家具の提案もできるようになります。家具だけではなく、手摺、引手などのパーツもオリジナルでラインナップしていきます。

最近では工業化が進み家具デザインが建築家の手から離れてしまいました。ですがアルテック社から出ているstool 60も、アルヴァ・アアルトが設計したヴィープリ図書館のために彼によってデザインされたものです。スワンチェアは、アルネ・ヤコブセンがSASロイヤルホテルのために作ったものです。元来建築家が家具までデザインしていたのです。

家具は時に空間の印象を決定づけます。家具がないとなかなか生活がイメージできないですし、家具によって印象が変わります。家具と空間を一体で考えることでより豊かな環境を創り出せると思います。より豊かな建築を創るため、細かなところまでこだわっていきたいと思います。

では今日はこのへんで。良い１日を!