注文住宅価格について

今日は注文住宅の価格について考えてみます。

昨今建築費にかかるコストが増大しています。新型コロナウイルス禍のステイホームに伴う巣ごもり需要の増大や、ウッドショックや円安による資材高、時間外労働の上限が定められる2024問題や万博はじめインバウンド向け投資の増加に伴う人件費の上昇などさまざまな要因が考えられます。私が感じるのは、建築コストが以前の1.3倍〜1.5倍になっているように思います。建築費の上昇は一段落したかと思いますが、今後住宅ローンの金利上昇も考えられます。

大手ハウスメーカーさんでは計画のベースの金額が坪100〜150万円からというように、かなりの高価格になっています。当事務所でも、以前70万〜100万円くらいでできていたのが、85万〜150万円くらいが目安になっています。仕様によってはもっとかかる場合もあります。

ありがたいことに、経営者さんなど高価格帯の住宅に関わらせて頂く機会は増えています。一方で、一般的な収入の方の住まいについては、関わらせて頂くことを減少傾向です。ですが、間取りを工夫することで、クオリティを保ちながらも価格を抑えた住宅をつくることも可能です。建築家に頼むと高くなると考えがちですが、予算の中で最大限良い住まいをつくるためにこそ力になれると考えています。相談は無料ですので、予算で諦めるのではなく、選択肢の一つとして相談いただければと思います。

では、良い１日を!