梁がある家

みなさん、こんばんは。I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

最近のお家では、家の骨組みである柱、梁が壁や天井の中に隠れていることが多く、あまり目にすることがありません。白いクロスで覆われたお家は、シンプルではありますが、少し寂しくも感じます。

当事務所では、梁を見せる設計を提案させていただくことが多いです。

梁を見せるメリットは、

・空間のアクセントになる

・天井を少し高くできる

・無垢の梁により、木のぬくもりや経年変化を楽しむことができる

・家を支える構造体が見えることで安心感につながる

といったことが考えられます。飽きのこないシンプルな白いしっくいや珪藻土の部屋に、無垢の木が良いアクセントになるのでおすすめです。

通常は梁を９１０間隔で入れることが多いのですが、場合によっては４５５間隔で入れ、一つ一つの梁の寸法をおさえることもあります。梁が等間隔に連続する天井は、木の印象をより感じることができます。

梁を見せるのはいい面だけではなくデメリットもあります。

・照明や空調器具の設置に工夫が必要

・電気の配線ルートが難しい（きちんと考えていないと梁に穴をあけられてしまうことも・・・）

・音が少し響く

・壁、天井の施工手間が増える

このようなことが考えられます。少し面倒なところがあるので、多くの家では壁、天井で梁を隠すことが多いのでしょう。

ですが、吸音材を採用したり、照明や配線ルートを検討することで、デメリットは解消することができます。少し工夫は必要ですが、お家のアクセントに検討してみてください。

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