MOKスクール2024 VOL.3 地域工務店の立脚点を聴く

昨日はMOKスクール2024VOL3『地域工務店の立脚点～図面と現場の間をデザインする』を受講しました。講師は大阪市生野区の木村工務店の木村貴一氏と、香川県菅組の菅徹夫氏。司会進行、コーディネーターは大塚工務店大塚氏。有名工務店の方の話はとても興味深かったです。

木村工務店は、大阪市生野区に本社を置き、新築住宅や大規模リフォームを手掛ける工務店です。木造建築と自然素材にこだわり、注文住宅やリノベーション、建築家との協働プロジェクトを展開しています。自社のオフィスの一部を地域に開放した『まちのえんがわ』の取り組みは、ワークショップやイベントを通じて地域住民が集い交流できるスペースとなっています。

菅組は香川県に本社を構え、1848年から続く総合建設会社です。住宅や医療施設、教育施設、商業施設などの新築・リノベーションを手掛け、木造建築や自然素材を重視しています。地域密着型の活動を展開し、環境保護や地域社会への貢献を重視した取り組みを行っています。菅さんは大学で西洋建築史を学ばれており、イタリアの集落の話が興味深かったです。

いずれも設計施工と共に建築家の設計した建築の施工もされており、施工のレベルがすばらしいです。また、建築だけに留まらず、さまざまな知見もお持ちで人間力がすばらしいと感じました。

MOKスクールは阪神淡路大震災を契機に1995年に設立された、「まっとうな木造建築」を普及させるための教育機関です。木構造や木質材料の専門家を講師に迎え、年間を通じて5~6回の講座を開催されています。私は今年度から受講しているのですが、木造について改めて深く考える機会になります。また、木造のプロフェッショナルがたくさんいるコミュニティでもあるので、いろいろと吸収できればと思います。

では今日はこのへんで。良い１日を！

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