羽アリの季節

昨日は海南の家に羽アリがたくさん飛んできたということで、防蟻業者さんと伺いました。新築の際に防蟻処理をしているので、周囲から飛んできたものと思われますが、念の為見てもらいました。

ゴールデンウィークあたりからヤマトシロアリ、6月くらいにはイエシロアリの群飛が行われます。群飛はシロアリの巣から大量の成虫である「羽アリ」が一斉に飛び立つ現象です。この現象は、新しい巣を作るために成虫が巣を出る際に起こります。

巣が一杯になったら巣の整理や維持をするために、羽アリ（生殖虫）が出現し、新しく巣を作るための群飛をします。そして無事巣別れしたシロアリたちは新しい新居で個体をどんどん増やしていきます。この群飛は春や初夏に発生し、湿度が高く気温が適切な条件で発生することが多いです。

今回の羽アリは近隣の森の中から群飛してきたと考えられます。群飛で外壁やガラスに降り立つと羽が取れ、光や水気を求めて徘徊します。通常1〜2日程度で死んでしまうので、外から入ってきたものについては心配する必要はありません。ただし、家の中で羽アリがどんどん出てくる場合は巣をつくっている可能性が高いので注意が必要です。

通常新築時に防蟻処理をしています。５年の保証期間がありますので、保証期間が近づいたら床下などの点検を依頼してみてください。そして、必要に応じて防蟻処理を検討してみましょう。

では今日はこのへんで。良い１日を!

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