サイディングのメリット・デメリット

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サイディングのメリット・デメリット

diary,家づくりコラム

2020/05/28 サイディングのメリット・デメリット

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みなさん、こんばんは。I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

 

今日は日本の外壁の7~8割を占めるサイディングの話をしてみたいと思います。

 

サイディングのメリットは、ともかく価格が手ごろであるということに尽きます。そして、色々なデザインがあるということもメリットと考えられているようです。工場生産なので、品質が安定し、塗装仕上げや昔ながらのモルタル仕上げに比べて耐久性があることもこれだけ普及した要因だと思います。

 

さて、サイディングといっても、いくつか種類があります。大きくは、窯業系サイディングと金属サイディングの二つにわかれます。

 

1.窯業系サイディング

 

窯業系サイディングは、セメント質と繊維質を混ぜ合わせて作られた板で、最近の一般的な住宅で仕様されているもののほとんどが、窯業系サイディングとなっています。

 

防耐火に強く、なによりコストが安いことがメリットです。レンガ調、石調などいろいろな柄のサイディングがありますが、私は使うのならシンプルな柄のないものを選んでいます。〇〇調だとどうしても本物の質感と変わってしまうので、安っぽく見えてしまいます。

 

デメリットとしては、継ぎ目の目地や表面の塗膜が劣化するため、7~10年程度で外壁の塗り替えが必要になります。表面の塗膜が劣化しているのを放っておくと、サイディングが沿ったりどんどん劣化しますので注意が必要です。

また、サッシや換気フードなどからの雨だれも目立つので、定期的なメンテナンスが必要です。

 

2.金属系サイディング

 

金属系サイディングは、ガルバやアルミなどの鋼板でつくられたサイディングです。窯業系サイディングに比べて長期間メンテナンスの必要がなくなるのがメリットです。裏面に断熱材が張られているサイディングもあり、なかなかオススメです。少し前は、アイジー工業のガルスパン以外の金属サイディングはどこか野暮ったく、あまりかっこよくなかったですが、最近はシャープなデザインでマットな色のサイディングは増えてきて使いやすくなってきています。

 

デメリットとしては、窯業系サイディングに比べて価格が高くなってしまいます。

 

このように、それぞれメリットデメリットがあります。

価格は高くなりますが、メンテナンス性を考えると、できることならば金属系サイディングが良いかと思います。

 

さて、サイディングについて考察してきましたが、私はできれば左官仕上や天然木などを外壁に使えればと思っています。それは経年変化した時に、味がでてきて、すごくよい佇まいになるからです。昔からある素材は、古びてもなお美しいなぁと思います。

 

その他、左官仕上、塗装仕上、金属板、タイル張りなど他の外壁もたくさんありますので、また別の機会に書いてみたいと思います。

 

 

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