『建築家住宅とその継承』を聞きに中央公会堂に

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『建築家住宅とその継承』を聞きに中央公会堂に

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2020/02/22 『建築家住宅とその継承』を聞きに中央公会堂に

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みなさん、こんにちは。I LIve|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

昨日は、JIAデザイントーク『建築家住宅とその継承』を聞きに中央公会堂に行きました。

講師は、建築家不動産の久山敦さんと、創造系不動産の佐竹さん。当初は笠原一人さんの予定でしたが、風邪で急遽ピンチヒッターで佐竹さんがお話くださいました。

 

まずは、久山さんのお話から。久山さんはご自身が建築家に家を依頼した時の体験から、不動産の道に進まれたとのことです。たくさんの建築家とのお付き合いの中で、建築をつくるのにものすごくエネルギーを使っているのになかなか建築家の設計する住宅が正当に評価されていないとの問題意識から、建築家不動産という建築家に特化した不動産会社を興されました。

 

久山さんは、建築家住宅が逆風にさらされていると問題提起されます。

 

1、建築条件付土地・・・土地と建物を一体で販売している。これについては、条件を外すことができやすく変わってきている

2、住宅ローンの融資条件・・・つなぎ融資が難しくなってきている、また、土地購入から竣工までの期間がきびしくなってきている

3、建物の価値が一律約30年でゼロ・・・30年後土地の価値しか評価されず、資産価値が目減りしてします。

 

上記の3つの問題の中で、特に3番の建物の価値が一律30年でゼロになってしまう点に注目し、建物の価値の正当な評価が必要だとおっしゃります。

そのためには、建築家住宅への一般の方の理解を深める取組や、再販、再賃貸が行われる土壌を作る必要がある。インスペクションを行い、歴史的評価をし、現代生活に対応するための改修提案なども併せて行うことで、今後実現していければとのお話でした。そして、この話が創造系不動産の『建築家住宅手帖』の話につながっていきます。

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創造系不動産は、東京の建築家に特化した不動産会社で、建築と不動産の間を追求しておられます。代表は、『建築と不動産の間』『建築と経営のあいだ』など著書も多数だされている高橋寿太郎さん。

佐竹さんは、アトリエ系の建築設計事務所などを経て、創造系不動産に入社され、さまざまな取り組みをされています。

不動産の中に建築的な価値をつなぐため、『建築家住宅手帖』というサイトを現在制作中とのこと。クラウドファンディングも今日から始まっているとのことでとても楽しみです。

 

建築家住宅手帖のクラウドファンディングはこちら

 

久山さんと佐竹さんのお二人のお話はとても勉強になりました。建築家住宅の価値を適切に評価できる社会になればいいと思うと同時に、不動産的視点を持ち建築をつくる必要があると感じました。建築家住宅手帖が新たな価値を生み出してくれそうで、とても楽しみです。

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