インポッシブル・アーキテクチャー展

みなさん、こんばんは。I Live｜田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

今日は大阪府庁に行った後、夜の予定まで時間があったので、国立国際美術館で開催中の『インポッシブル・アーキテクチャー展』に行きました。

インポッシブル・アーキテクチャーとは実現しなかった建築、いわゆるアンビルドと呼ばれる建築です。あまりにも挑戦的であったり、予算の問題があったり、なんらかの理由で実現しなかった計画案ですが、大変示唆に富むものが多く、後世に影響を与える計画案がいっぱいあります。

そのような計画案を図面やドローイング、模型などを用いて展示されています。

磯崎新さんの著書『建築の解体』に出てくるアーキグラムやスーパースタジオ、セドリック・プライスなどの計画案やメタボリズムの建築家の計画案など、とても壮大で見応えがある展示でした。

建築が社会を変えうる時代。建築家が思い描いた夢。とても刺激的な展示でした。建築学生の方は是非行ってみてください！

展示の最後には、ザハ・ハディドによる新国立競技場の模型と膨大な図面、手続き書類などが展示されていました。実現しなかったのがとても悔やまれます。