家づくりコラム「設計事務所の仕事」

みなさん、こんにちは。I Live|田辺弘幸建築設計事務所の田辺です。

「設計事務所」は、間取り図を描いたり、外観をデザインしたりというイメージをもたれている方が多いのではないかと思います。

でも、よくわからないという方がもっとも多いのではないでしょうか。そこで、今日は「設計事務所」の仕事ってどんなことをしているのかについて、少し書いてみようと思います。

設計事務所の主な業務内容は、
１．住宅や店舗などすべての建物について、建築するにあたり「設計図書」を作製します。
２．建物を建てるために、事前に「自治体」もしくは「確認検査機関」に書類を提出し、許可を得る手続きをします。
３．工事が始まると「設計図書」の内容どおりにつくられているか、工事が適正に行われているかチェックする工事監理をおこないます。

お客様のご要望を聞いて設計図書に落とし込み、建築の許可申請手続きをし、工事をお施主様の代理人としてチェックする、大まかにはこのような仕事内容になります。

ここで大切なことは「設計事務所」は「建築主」と「施工者」のあいだに独立して入り公平な立場で業務を行うということです。

「建築主」は「設計者」と設計・監理契約を結び、「施工者」と工事請負契約を結びます。

このように公正中立な立場であることで、「設計事務所」はデザインや使い勝手、品質・性能、コストパフォーマンスを目指した提案をすることができるのです。

また、施工者を比較検討し、適正な施工者を選定するとともに、「工事監理」において設計図書に基づき適切に工事が行われるようチェックすることができます。